2段階選抜に注意

国公立医学部の一般試験では通常、センターと個別、計2回の学科試験が課されます。そこで気を付けたいのが、2段階選抜です。2段階選抜とは、センター試験の結果によって、個別試験の受験者を選抜する仕組みのことです。センター(第1段階選抜)と個別(第2段階選抜)で2回選抜することから、2段階選抜と呼ばれています。志願者数が入学定員を大幅に上回ると、個別学力検査等を適切に実施することが難しくなることが理由です。

多くの大学では「○倍以上で2段階選抜を実施」と定められていますが、「センターで○点以上」のように、あらかじめ基準点が設けられている場合もあります。浜松医科大学では、2段階選抜について、以下のように定めています。

入学志願者が前期日程の募集人員(75名)の4倍、後期日程の募集人員(15名)の10倍を超えた場合は、大学入試センター試験(医学科が指定する教科・科目〔5教科7科目950点満点〕)の成績により第1段階選抜を行うことがあります。第1段階選抜を実施した場合は、その合格者に対して第2段階選抜として個別学力検査等を実施します。

医学部入試の難しさは、偏差値もさることながら、1点差に何十人がひしめく、その倍率の高さも大きな要因です。そのため、今年度も浜松医科大学(前期)、山口大学(前期)、愛媛大学(後期)の3日程で、新たに2段階選抜が実施されます。国公立医学部を目指す場合は、センターで高得点を取れる力を身に付けることが大前提と言えます。

以下に2018年度入試の主な変更点をまとめましたので、参考にしてみてください。

※9/30時点の情報です
※内容は変更・修正される可能性があるため、必ず各大学の募集要項等でご確認ください

国立

大学 方式 変更点 2018 2017
旭川医科 後期 募集人員 15人 22人
国際医療人(AO) 選抜方式 5人
北海道 国際総合入試 選抜方式 理系10人
東北 前期 募集人員 105人 120人
AO 募集人員 Ⅱ期15人、Ⅲ期10人 Ⅲ期15人
山形 前期 募集人員 75人 85人
後期 募集人員 15人 10人
千葉 前期 募集人員 92人 97人
東京 前期 二次科目 面接あり 面接なし
東京医科歯科 後期 募集人員 10人 15人
2段階選抜 12倍 8倍
特別選抜Ⅰ(推薦) 選抜方式 5人
特別選抜Ⅱ(帰国生) 選抜方式 若干名
金沢 前期 募集人員 84人 85人
後期 選抜方式 理系一括入試
(医学類への移行1人)
推薦Ⅱ 外部試験 英語外部試験で一定の
基準を満たす場合、
総合評価に反映
浜松医科 前期 2段階選抜 4倍
後期 募集人員 15人 10人
2段階選抜 10倍 15倍
名古屋 後期(地域枠) 出願資格 愛知県出身者 出身地制限なし
鳥取 前期 入試科目 【二次】
英、数、理2、面接
【二次】
英、数、面接
岡山 前期 募集人員 98人 100人
山口 前期 入試科目 【二次】
英、数、理2、面接
【二次】
英、数、理、面接
2段階選抜 7倍
推薦
(緊急医師確保対策枠)
(山口県枠)
出願資格 山口県出身者
2浪まで
出身地制限なし
1浪まで
愛媛 後期 2段階選抜 20倍
高知 前期 募集人員 60人
(地域枠5人含む)
65人
(地域枠10人含む)
佐賀 前期、後期 外部試験 英語外部試験で一定の
基準を満たす場合、
センター試験の得点に換算
長崎 前期 出願書類 志願調書必要 志願調書不要
熊本 前期 入試科目 【センター】
英、数、理2、
国、社
【センター】
英、数、生、理1、
国、社
鹿児島 前期 募集人員 69人 67人
推薦Ⅱ 募集人員 15人 17人

公立

大学 方式 変更点 2018 2017
名古屋市立 推薦(地域枠) 出願資格 愛知県出身者 中部圏内出身者
大阪市立 前期
(大阪府指定医療枠)
出願資格 大阪府出身者 出身地制限なし
和歌山県立医科 前期 入試科目 【二次】
英、数、理2、
面接
【二次】
英、数、理2、
小論、面接