浜松医科大学 2019年度より前期の配点を変更
二次重視へ変わる
浜松医科大学は10月30日、2019年度から前期試験の配点を変更すると発表しました。大きく変わったのはセンター試験の配点です。今年度までは5教科7科目で950点の配点でしたが、英語を250点から200点に圧縮した上で、全科目の得点に1/2を掛けて450点に換算するとのことです。
これに伴い、個別試験の比率が44.1%▶︎60.9%と大きく高まりました。
※青色は配点変更箇所
年度 | 区分 | 英語 | 数学 | 理科 | 国語 | 地歴 公民 |
面接 | 計 | 比率 |
2018 | センター | 250 | 200 | 200 | 200 | 100 | 950 | 55.9% | |
個別 | 200 | 200 | 200 | 150 | 750 | 44.1% | |||
計 | 450 | 400 | 400 | 200 | 100 | 150 | 1700 | ||
2019 | センター | 100 | 100 | 100 | 100 | 50 | 450 | 39.1% | |
個別 | 200 | 200 | 200 | 100 | 700 | 60.9% | |||
計 | 300 | 300 | 300 | 100 | 50 | 100 | 1150 |
面接を抜いた学科試験のみの比率を見ても、個別試験は57.1%を占めます。
年度 | 区分 | 英語 | 数学 | 理科 | 国語 | 地歴 公民 |
計 | 比率 |
2018 | センター | 250 | 200 | 200 | 200 | 100 | 950 | 61.3% |
個別 | 200 | 200 | 200 | 600 | 38.7% | |||
計 | 450 | 400 | 400 | 200 | 100 | 1550 | ||
2019 | センター | 100 | 100 | 100 | 100 | 50 | 450 | 42.9% |
個別 | 200 | 200 | 200 | 600 | 57.1% | |||
計 | 300 | 300 | 300 | 100 | 50 | 1050 |
今年度までの浜松医科大学は、センターで85%以上得点して逃げ切るのが基本戦略ですが、来年度からはセンターでの高得点は当然のこととして、二次での得点が合否を大きく左右することになりそうです。2017年度前期日程の合格最低点は1700点中1236.7 点でした(72.7%)。センターで85%を取っていれば点数は808点ですから、二次は429点(得点率57.2%、面接点含む)で届きました。しかし、来年度からは二次勝負となり、この合格最低点のラインが上昇する可能性があります。
英・数・理が同じ配点比率に
また、各科目の配点比率も変動しています。これまでは英語重視でしたが、配点比率は数学・理科と同じ28.6%(面接点除く)となります。英語の比率はほぼ変わらず、数学と理科が上昇、国語と地歴公民が下降しています。
年度 | 区分 | 英語 | 数学 | 理科 | 国語 | 地歴 公民 |
2018 | センター | 26.3% | 21.1% | 21.1% | 21.1% | 10.5% |
個別 | 33.3% | 33.3% | 33.3% | 0.0% | 0.0% | |
計 | 29.0% | 25.8% | 25.8% | 12.9% | 6.5% | |
2019 | センター | 22.2% | 22.2% | 22.2% | 22.2% | 11.1% |
個別 | 33.3% | 33.3% | 33.3% | 0.0% | 0.0% | |
計 | 28.6% | 28.6% | 28.6% | 9.5% | 4.8% |
今後、新たな発表があるかもしれませんので、来年度以降に浜松医科大学を受験予定の方は、定期的に大学ホームページを確認するようにしましょう。