旧帝大に匹敵

センター試験の前期ボーダー得点率を、国公立大学の医学部と他学部で比較してみました。全大学を網羅しているわけではなく、「難関」というイメージが全国的に定着している大学のみを掲載しています。

※同学部内で最もボーダー得点率の高い学科を掲載。
※受験教科は5教科以上
※ボーダー偏差値は河合塾データより(2018年度予想)

医学部 セ得点率 他学部
東京 94%  
  92% 京都(総合人間)
東京医科歯科
京都
91%  
大阪 90% 東京(理Ⅰ)
北海道
千葉
新潟
山梨
名古屋
神戸
横浜市立
大阪市立
89% 東京(理Ⅱ)(文Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ)
東北
筑波
岡山
広島
九州
名古屋市立
京都府立医科
奈良県立医科
88%  
金沢
岐阜
三重
徳島
熊本
87% 京都(文)(教育)(経済)
山形
信州
滋賀医科
香川
長崎
鹿児島
86% 京都(薬)(教育)(農)
北海道(獣医)
旭川医科
秋田
群馬
富山
福井
浜松医科
鳥取
島根
山口
高知
札幌医科
福島県立医科
和歌山県立医科
85% 京都(理)(工)(法)
大阪(薬)
東京工業(第5類)
一橋(商)
東京芸術(美術)
愛媛
弘前
84% 京都(農)
大阪(法)(人間科学)
九州(薬)
千葉(薬)
東京工業(第4類)
佐賀
大分
宮崎
琉球
83% 大阪(文)(経済)
広島(薬)
筑波(人間)
東京工業(第2,6,7類)

上記表の通り、医学部と同程度の得点率を必要とする他学部は、東大、京大、阪大等の、いわゆる旧帝大がずらりと並びます。たとえば、浜松医科大学のボーダー得点率は85%ですが、これは京大(理)(工)(法)と並ぶ高さです。

国公立大学医学部は推薦入試を実施する大学が多く、現役比率は42.6%と、私立の28.3%を大幅に上回っています。しかし、医学部は推薦入試であっても基本的に全大学がセンター試験を課しており、80%以上の得点が求めらます。他学部でボーダー得点率が80%の大学は、北海道(文)、東北(法)(工)(理)、名古屋(教育)(法)(経済)(農)(情報)(工)、大阪(基礎工)(理)、九州(工)(芸術工)と、こちらも旧帝大が数多く名を連ねています。

※参考:医学部の現役生/既卒生 比率ランキング

しかも、5教科7科目(英、数ⅠA、数ⅡB、理2、国、地歴・公民)が必須ですので、苦手教科を作らないことが大切です。900点換算で85%は765点。つまり135点以上落とすと得点率が85%に届きません。たとえば、各科目で20点失う(英180点※、数ⅠA80点、数ⅡB80点、理80点×2、国180点、地歴・公民80点)と、その時点で140点落としたことになり、得点率は85%を切ってしまいます。
※英語はリスニングを除いて計算(実際の医学部受験では必要です)

特に現役で国公立医学部合格を目指す方は、中学生のうちからしっかりと基礎学力を身に付けるようにしましょう。一般試験の場合は、二次で英、数、理2が課される場合が多いため、この4科目は高校2年生のうちに、受験科目の履修範囲を終えることが目安となります。そして高校3年生になったら、できるだけ演習に取り組むようにしましょう。また、国語がネックとなるケースも多いので、苦手な方は国語の対策も必要です。国語の得点力アップには時間がかかることが多いため、こちらも早いうちから備えておいた方が無難です。

医学部入試は最難関という現実を把握した上で、入試で合格最低点を上回るにはいつまでに何をすれば良いか、しっかりと計画を立て、実行していくことが大切です。国公立大学医学部では、センターで高得点を取り、二次で逃げ切るという戦略が有効になる大学も少なくありません。目標を設定し、逆算して今何をするかを考えることは、医学生になってからも、医師になってからも、きっと役に立つ思考習慣になると思います。