200.8人で全国平均を39.3人下回る

厚生労働省の「2016年医師・歯科医師・薬剤師調査」によると、静岡県の2016年12月31日における医師数(人口10万人当たり)は200.8人と、全国平均240.1人を39.3人下回りました。最も多かった徳島県(315.9人)とは実に115.1人の差があり、最も少なかった埼玉県(160.1人)とは40.7人の差でした。

都道府県別 人口10万人当たりの医師数

順位 都道府県 医師数   順位 都道府県 医師数
1 徳島 315.9 25 富山 241.8
2 京都 314.9 全国 240.1
3 高知 306.0 26 宮崎 238.4
4 東京 304.2 27 北海道 238.3
5 岡山 300.4 28 宮城 231.9
6 鳥取 298.1 29 山梨 231.8
7 福岡 297.6 30 長野 226.2
8 長崎 295.7 31 群馬 225.2
9 和歌山 290.1 32 秋田 223.5
10 熊本 281.9 33 滋賀 220.9
11 石川  280.6 34 山形 219.5
12 佐賀 276.8 35 栃木 218.0
13 香川 276.0 36 三重 217.0
14 島根 272.3 37 岐阜 208.9
15 大阪 270.4 38 愛知 207.7
16 大分 268.5 39 神奈川 205.4
17 鹿児島 262.9 40 静岡 200.8
18 愛媛 262.5 41 青森 198.2
19 広島 254.6 42 福島 195.7
20 山口 246.5 43 岩手 193.8
21 福井 245.8 44 新潟 191.9
22 奈良 243.1 45 千葉 189.9
23 沖縄 243.1 46 茨城 180.4
24 兵庫 242.4 47 埼玉 160.1

※厚生労働省の資料を基に編集

前回2014年調査時の193.9人からは6.9人増えていますが、依然として静岡に医師が不足している状況に変わりはありません。もし、医師になりたいという思いを少しでも持っているなら、学力面や経済面だけで諦めないでください。努力は必要ですが、医学部専門予備校を利用するなど、学力を伸ばす方法はありますし、静岡県には「静岡県医学就学研修資金制度」があります。

これは、月額20万円を最長6年間(最大1,440万円)貸し出してもらえる制度で、臨床研修終了後に貸与期間の1.5倍の期間(6年間の貸与で9年間)を、県が指定する医療機関で勤務することで、返還が免除されます。県としても医師不足への危機意識を持っており、貸与枠は全国で最も多い120人(/年)に設定されています。県の制度とは言え借金であることに違いはないため、慎重に検討する必要はありますが、諦める前に一度細かな条件等を調べて検討してみてはいかがでしょうか。奨学金が充実している私立大学もありますので、よろしければ下のページを参考にしてみてください。

※参考:私立大学医学部 主な奨学金まとめ

また、静岡県医学就学研修資金制度の貸与を条件とした地域枠入試も私立7大学で34人の募集定員が設けられています。現在の静岡県地域枠入試は出身地を問わず、全国から応募可能ですが、厚生労働省が「医学部の地域枠入学生を地元出身者に限定する」よう求めたこともあり、来年度以降は応募資格が静岡県出身者に限定される可能性があります。実現すれば、学力面のハードルがやや低くなる可能性があり、静岡で医師になりたい人にとっては朗報となりそうです。

※参考:静岡県地域枠入試のある医学部