2018年度は偏差値アップ5校、ダウン10校

国公立大学医学部受験で注意したいのは、受験者数が増加した翌年は受験者数が減り、減少した翌年は増えるという「隔年現象」です。国公立大学には学費※や試験日程による差が基本的にない上、国公立志望者は全国の医学部を視野に入れる傾向が強く、少しでも合格可能生の高い大学を受験しようとするためです。つまり、前年の倍率が低かった大学には受験者が集まりやすく、倍率が高かった大学は敬遠されがちな傾向にあります。旧帝大等の最難関医学部は難度が簡単に変わるということはありませんが、地方の国立医学部の場合は、倍率によって難度が変化します。
※公立は一部学費の差があります

また、2段階選抜が実施されたかどうかも注目点です。2段階選抜とは、センター試験の結果によって、個別試験の受験者を選抜する仕組みのことです。いわゆる足切りと呼ばれるもので、センター(第1段階選抜)と個別(第2段階選抜)で2回選抜することから、2段階選抜と呼ばれています。例えば、浜松医科大学は、2018年度入試で2段階選抜を導入したところ、志願倍率は前年度の5.5倍から3.3倍に低下しました(ただし、難度に変化はありませんでした)。

この記事では、過去5年間のボーダー偏差値推移をまとめてみました。5年間一定の大学もあれば、隔年現象がボーダー偏差値にまで影響を及ぼしている大学もあります。受験方式・科目等の変更にも影響されるため、必ずしも隔年現象が起こるわけではありませんが、データの一つとして参考にしてみてください。

2018年度偏差値アップ

・金沢大学  :65.0 ▶ 67.5
・宮崎大学  :65.0 ▶ 67.5
・大分大学  :65.0 ▶ 67.5
・札幌医科大学:62.5 ▶ 65.0

2018年度偏差値ダウン

・千葉大学 :70.0 ▶ 67.5
・山梨大学 :70.0 ▶ 67.5
・神戸大学 :70.0 ▶ 67.5
・北海道大学:67.5 ▶ 65.0
・筑波大学 :67.5 ▶ 65.0
・岡山大学 :67.5 ▶ 65.0
・愛媛大学 :67.5 ▶ 65.0
・熊本大学 :67.5 ▶ 62.5
・徳島大学 :65.0 ▶ 62.5
・福島県立医科大学:67.5 ▶ 65.0

5年間の偏差値推移と平均偏差値ランキング

※5年間の平均ボーダー偏差値が高い順に掲載
※前年より偏差値が上がった年は赤色、下がった年は青色で表示
※前期の偏差値。山梨大学のみ後期

国立大学

大学 2019
予想
平均 2018 2017 2016 2015 2014
東京大学 72.5 72.5 72.5 72.5 72.5 72.5 72.5
京都大学 72.5 71.5 72.5 72.5 70.0 72.5 70.0
大阪大学 70.0 70.5 70.0 70.0 70.0 72.5 70.0
東京医科
歯科大学
70.0 70.0 70.0 70.0 70.0 70.0 70.0
千葉大学 67.5 69.0 67.5 70.0 67.5 70.0 70.0
山梨大学 65.0 68.5 67.5 70.0 70.0 67.5 67.5
神戸大学 67.5 68.0 67.5 70.0 67.5 67.5 67.5
東北大学 67.5 68.0 67.5 67.5 70.0 67.5 67.5
九州大学 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5
弘前大学 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5
名古屋大学 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5
広島大学 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5
三重大学 65.0 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5
岐阜大学 65.0 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5
長崎大学 67.5 67.0 67.5 67.5 65.0 67.5 67.5
筑波大学 65.0 67.0 65.0 67.5 67.5 67.5 67.5
岡山大学 65.0 67.0 65.0 67.5 67.5 67.5 67.5
北海道大学 65.0 66.5 65.0 67.5 67.5 67.5 65.0
熊本大学 67.5 66.5 62.5 67.5 67.5 67.5 67.5
金沢大学 67.5 66.0 67.5 65.0 67.5 65.0 65.0
愛媛大学 65.0 66.0 65.0 67.5 67.5 65.0 65.0
滋賀医科大学 65.0 66.0 65.0 65.0 67.5 67.5 65.0
山口大学 65.0 66.0 65.0 65.0 65.0 67.5 67.5
高知大学 65.0 65.5 65.0 65.0 67.5 65.0 65.0
旭川医科大学 65.0 65.5 65.0 65.0 65.0 67.5 65.0
浜松医科大学 65.0 65.5 65.0 65.0 67.5 65.0 65.0
宮崎大学 65.0 65.5 67.5 65.0 65.0 65.0 65.0
大分大学 65.0 65.5 67.5 65.0 65.0 65.0 65.0
新潟大学 65.0 65.5 65.0 65.0 65.0 65.0 67.5
富山大学 62.5 65.5 65.0 65.0 65.0 65.0 67.5
群馬大学 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0
鳥取大学 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0
島根大学 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0
香川大学 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0
鹿児島大学 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0
琉球大学 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0
福井大学 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0
信州大学 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0
佐賀大学 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0 65.0
徳島大学 65.0 64.5 62.5 65.0 65.0 65.0 65.0
山形大学 65.0 64.5 65.0 65.0 65.0 62.5 65.0
秋田大学 65.0 63.5 65.0 60.0 65.0 62.5 65.0

公立大学

大学 2019
予想
平均 2018 2017 2016 2015 2014
奈良県立
医科大学
70.0 68.5 70.0 70.0 70.0 67.5 65.0
京都府立
医科大学
67.5 68.0 67.5 67.5 67.5 70.0 67.5
横浜市立大学 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5
大阪市立大学 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5
名古屋
市立大学
67.5 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5 67.5
福島県立
医科大学
65.0 65.5 65.0 67.5 65.0 65.0 65.0
和歌山県立
医科大学
65.0 65.5 65.0 65.0 65.0 67.5 65.0
札幌医科大学 65.0 64.0 65.0 62.5 62.5 65.0 65.0

参考:私立・準大学医学部 5年間の偏差値推移(2014〜2018年度)