鈴木 隆之介くん
静岡聖光学院高校卒。2019年度入試で東邦大学に現役合格

祖父のように
信頼される医師を目指す

医師になろうと思ったきっかけを教えてください

一つの出来事が印象に残っているというよりは、家族や親戚に医師が多いという環境が大きかったと思います。基本的に男の人は全員医師なんです。そういう環境にいたので、医師以外の職業が想像できませんでした。

父や祖父、叔父が話しているのを聞いていると、「こういう病気がどうのこうの」と医療関係の話ばかりです。小さい頃からそういった環境だったので、自然と自分も医師になるんだろうなと思っていました。

ただし、最初は何が何でも医学部というよりは、医学部を目指して勉強しておけば、他学部も選べるという気持ちもありました。結局、医師以外の職業はピンと来なかったため、医学部を目指すことにしましたが。

目指したい医師像があるとか

祖父です。山間部で医院を開いているのですが、急な階段があったり不便な地域なので、訪問診療が中心なんです。ですから体力がありますし、休日も畑を耕すなど、パワフルで行動力があるんです。小さい頃から「技術は必要だけど、一番大事なのは心だよ」と言われ続けてきました。そして、それを体現するような医療を行っているんです。

例えば、正月には近所の方たちが祖父の家に集まって、昼間から宴会しているような付き合い方です(笑)。地域の方々とすごく仲がよく、信頼もされていました。静岡の医療に貢献したということで、いろんな賞を頂いたりもしていたので、小さい頃から「すごいなあ」と尊敬していました。

受験が終わった後に、叔父に会う機会があったのですが、「祖父は 、敵対する意見を持つ人も味方につけてしまうような懐の深さがあり、それはもう天性のものだ」と言っていました。なかなか真似できない、すごい才能だと。改めて尊敬する気持ちが強くなりました。

医学部専門予備校である工藤塾に、中3から通い始めました。医学部受験に向けて、4年間準備したことになります

大きかったのは理科です。化学は高校で習う前に工藤塾で教わることで理解度が増しましたし、物理に時間を割くことができました。

早めに理科をやることが、結構大事だったと感じているので、高1から始められて良かったと思います。高2から物理と化学を両方同時に始めていたら負担が大きく、厳しかったと思います。むしろ、高1から物理もやっておいた方が良かったかもしれません。

英語が苦手だったとか

そうなんです。でも、工藤塾の先生から、高2のときに、これまでとは比較にならないくらいの量の宿題を出してもらったんです。最初はきつかったのですが、だんだんこなせるようになり、最終的には安定して点が取れるようになりました。

数学はどう勉強しましたか?

最初は黄チャートを中心に進めていて、高2からは4STEPを使っていました。全部をやるのではなく、工藤塾の先生が選んだページを解いていました。私が苦手な分野はセンター試験の古い問題を選んで出してくれたりしました。

微分や積分の応用問題は、医学部や他学部の過去問を出してもらいました。立命館大学や学習院大学の過去問もありました。それを授業で解いて、解説してもらって、その復習が宿題といった進め方でした。

最後の追い込みのときは、ひたすらいろんな問題を解いていました。センター試験の前は、センターの過去問ばかりやることで、得点を伸ばすことができました。

授業で問題を解き、正解だったとしても「それでもいいけど、こっちの方法の方が早いよ」と解法を教わると、確かに習った知識でできるんです。新しい発見がいくつもありました。自分で再現できそうなところは何回も復習をして、もう1度同じ問題が出てきたときに、簡単な方法で解けるようにしました。