静岡から医学部へ 〜鈴木 翔くん(名古屋大学 合格)〜

鈴木翔くん
静岡高校卒。2018年度入試で名古屋大学医学部に現役合格

名古屋大学の医学部を志望するようになったのは

翔くん:中学3年生からです。名古屋大学出身の医師の方にお世話になったことがあるのですが、すごくいい人だったんです。それで、名古屋大学に行きたいと思うようになりました。あと、祖父が名古屋大学出身なんです。合格したときには、すごく喜んでくれました。

高校1年生から医学部受験に向けて準備してきました

翔くん:親に「勉強だけはしておきなさい」と言われ続けてきたので、自分の中では自然な流れで勉強を始めました。
お母様:小さい頃から、勉強をするという習慣付けだけはしてきました。「この時間は勉強する」と決めて、取り組ませていたので、自然と机に向かう習慣は身に付きました。実は、中学までは夜は毎日、私が勉強を教えていたんです。ただ、できない問題があると「なんでこんなのができないの」とつい言っちゃうんです(苦笑)。毎日がバトルだったので、高校からは「やりなさい」とか「ダメじゃない」とかは絶対に言わないようにしました。勉強内容も、もう教えられませんし、そこはプロにお任せした方がいいかなと思ったんです。

勉強面で課題はあったのでしょうか?

翔くん:理系科目が苦手でした。物理なら物理で、講義を聞いて理解はできるんですが、問題を解くときには、それがどこかに行ってしまうんです。処理していって、つまずいたら、「あれ?」ということがよくありましたね。数学もミスが多くて、勉強した割に得点にならないので、高校1年生くらいまでは、苦手意識がありました。
お母様:小さい頃からテストの計算ミスは多かったですね。ミスをしないことが大事だと、言い続けて来たのですが、聞き流されてきたようです(苦笑)。
翔くん:国語なんかはしっかり読まないと解けないんですけど、物理だとパッと見て「あの問題だな」と判断して解き始めてしまうので、ミスが出てしまっていたんです。
お母様:模試の結果を見ても、やっぱり物理と数学がなかなか安定していませんでした。
翔くん:物理と化学は、高校2年生のときからやっておけば良かったと、高校3年生になって痛感しました。高校3年生での理科は、本当にしんどかったですから。でも、負けず嫌いなので、点が取れないのが嫌で、ミスをなくそうと、必死に頑張りました。

センター試験本番の手応えはどうでしたか?

お母様:1日目が終わって帰ってくると、難しい顔をしていたので、失敗したのかなと心配になりました。
翔くん:地理で噂になったムーミンの問題が解けなかったんですよ。他にもちょっとずつ間違えた自覚があり、悔しかったんです。
お母様:しかも、テレビのニュースを見た私が「ムーミン出たんだってね」と言ってしまったんです。
翔くん:家に帰って来て、第一声ですよ。
お母様:雰囲気を和ませようと思って話題にしたのですが、逆効果でした(笑)。

鈴木翔くん(右)とお母様(左)

翔くん:自己採点する前ですが、国語と英語は手応えがあっての地理の失敗だったので、なおさら悔しかったです。「これは2日目を頑張らないと」と気合いを入れ直しました。

すると、センター試験2日目は、少し緊張感があったのでしょうか

翔くん:1日目よりはだいぶ緊張しました。好きな文系科目で失敗してしまったので、理系で絶対に取り返さないとと思いました。でも、実際は数ⅠAで少し失敗してしまいました。数学と理科は満点を狙える教科なので、悔しかったですね。
お母様:通っていた塾で、高い目標を設定してくれていたことが、ありがたかったです。目標を高いところに置いていないと、どうしても緩むところが出てきてしまうと思っていましたので。
翔くん:実は、試験1週間前の、本当の直前期は、数学しかやっていませんでした。その時期には物理と化学はほぼ完成していましたし、英語と国語はもともと得意だったこともあって、そんなに心配していなかったので、とにかく数学をガッチリと固めました。数学は、どれだけ勉強しても、解けるかどうかはその日の問題次第という側面があります。ですから、不安が最も大きかったんです。

数学はどう勉強してきたのでしょうか

翔くん:高1からずっと4STEP、青チャートで固めてきて、高3の始めくらいで、青チャートのエクササイズで物足りなく感じ始めたんです。そのときにやっと数学に自信がついたので、その後は塾でもらう問題で勉強していきました。

そして、見事、第一志望の名古屋大学医学部にしました

翔くん:どうしても浪人するのは嫌だったので、合格することができてホッとしています。この勉強量をもう1年は無理だろうと思うくらい勉強してきましたから。全力で勉強して受験勉強を終わらせたかったんです。特に、苦手な数学は、1年生の時から継続して一生懸命やってきました。

※参考:工藤塾合格者インタビュー(鈴木 翔くん)