静岡から医学部へ 〜Yさん(埼玉医科大学 合格)〜

Yさん(加藤学園高校卒)
2020年度入試で埼玉医科大学に合格

医師になりたいと思った理由はなんでしょうか

人が病気になり、病院に行く時、心身共にとても不安になると思います。それを治せて、その不安を拭える存在は医師だと思ったからです。ですから、医師になることをあきらめたくなくて、2浪まで粘りました。

今年ダメだったとしても、やはりもう1年浪人していたと思います。「こんなに勉強したから、もう1浪はできない」という人が多いと思うのですが、私はこの半年間、勉強してきて、もう1浪したら、さらに学力を上げられる自信がありましたから。

2浪目は仮面浪人をして、6月から本格的に受験勉強を始めました

実は、現役生の頃から、両親には医学部受験を勧められていなかったんです。反対というわけではないのですが、「無理に医学部を狙わなくていいんじゃない」と言われていました。学力がなかったので反論できなかったのですが、それでも浪人したいと伝えたんです。ぎりぎりまで家族会議をして、なんとか浪人させてもらえることになりました。

横浜の大手予備校に通うことにしたのですが、1浪では医学部に合格できず、2浪は絶対に反対と言われました。そこで、合格した大学に通うことになったんです。そこで楽しめれば良かったのですが、やはり、私が学びたい学問ではないなと思ってしまい、やる気が出ませんでした。

そこで、4月からは大学に行きながら勉強して、5月に模試を受けたんです。そこで点を取り切って、両親を説得しようと思いました。私としては、命がけでした。その成績をもって実家に戻り、「もう1回挑戦させてください」とお願いしました。ずっと言い続けていたので、最終的には折れてくれました。それが6月のことでした。

塾に通うことにして、良かったとか

6月から、医学部専門予備校である工藤塾に通うことにしたのですが、浪人生は5人以下のゼミ授業形式なんです。少人数だからそ、みんなで頑張ることができました。大手予備校だと、隣りに座っているのは知らない人という状況でしたが、少人数制だと一緒に授業を受けていますから、周りが知っている人ばかりなんです。予習復習をやらないと、すぐにみんなにバレてしまいます。

勉強時間に関しても、最初は21時、22時まで残って勉強するのは無理だと思っていたのですが、周りがみんなやっているので、段々と当たり前になっていきました。一緒に頑張る仲間がいるというのは、本当に大きな支えになりました。

ライバルの存在も刺激になりました。すごく質問する生徒さんをライバル視していたのですが、勉強に対する考え方がすごく似ていて、私が迷ったときには、真っ先に相談していました。だからこそ、絶対に負けたくないと思い、授業中にすごく質問するようになりました。質問することで、授業時間を活用できたと思います。

勉強を一からやり直したとか

はい。物理は、これまで、暗記して感覚で解いていたのですが、問題を解くのではなく、まずは現象を理解することから始めました。そうすると自然と答えが出てくるんです。

数学は塾の宿題が出るので、ちゃんと勉強する習慣がつき、自然と勉強量が増えました。数Ⅲは1冊の問題集に徹底的に取り組み、最終的には5周しました。

化学も、なぜそうなるのか、根拠付けて覚えるようにすると、何を問われているのかが分かるようになりました。

英語は、長文読解が弱かったので、毎日長文を読むようにしていました。毎日違う長文だと厳しいので、同じ長文を繰り返し、速度を落とさず読むようにしていました。

小論文の授業があったことも良かったです。「理想の医師像」がテーマだったときには、「なんで私は医師になりたいと思ったんだろう」をずっと考えることができました。その経験があったからこそ、小論文は、どんなテーマでも書けないことはないと自信をもつことができましたし、面接でもしっかりと受け答えできました。

浪人するうえで大切なことはなんでしょうか

見栄を張らず、恥を捨てて、基礎基本をやり抜くことだと思います。私は、1浪の人や現役生の人など、年下の生徒さんにも質問していました。恥ずかしがって分からないままでいるよりは、思い切って得意な人に質問した方が自分のためになると思います。

加えて、勉強以外を捨てないといけないなと、思い知らされました。1浪目は、多少手を抜いても、後で取り返せば大丈夫でだろうと思っていましたが、本当に医学部に入りたいのであれば、勉強を生活の中心にしないといけません。私は、塾まで電車で7分だったのですが、その間もイディオムを見るようにして、すきま時間も勉強で埋めていました。

一人暮らしだったのですが、生活をルーティン化しました。起きたら、格好も気にせずにすぐに家を出て(笑)、家に帰ってきたら、すぐにお風呂掃除をして、お湯を張って、入浴して寝るという生活にしていました。0時には絶対に寝るようにしていました。生活をルーティン化することで、余計なことに気を取られず、勉強に集中することができました。

将来はどんな医師になりたいですか

事務的に終わらせるのではなく、患者さんをちゃんと見て、その人の不安を取り除ける医師になりたいです。相手の目を見て、どんなことを考えているかを把握できるようにしたいです。そして、将来は静岡に戻って、静岡の医療に貢献したいと考えています。