静岡から医学部へ 〜Aさん(浜松医科大学 合格)〜

Aさん
2026年度推薦入試で浜松医科大学に合格

医師になろうと思ったきっかけを教えてください

父が医師で、医師という職業が自分の身近にあったことが、元々のきっかけです。絶対になくならない仕事ですし、人が生活をしていくうえで必要な仕事だということも考えて決めました。

元々、医師という職業に対する憧れは大きかったんです。目に見えて人の役に立てるので、なって後悔することはないと思いました。もちろん、死に向き合う機会が増え、責任も重い仕事ですが、だからこそ、自分の中で命を大事にしたいという気持ちが大きいです。

浜松医科大学を選んだ理由を教えてください

将来は、静岡県で働きたいという気持ちがありました。臨床医として、地域の医療に貢献したいという気持ちが一番大きいので、浜松医科大学が最も私の目標を実現できる大学だと考えました。

オープンキャンパスに行った際に、「倫理観を大事にする」という話を大学の先生から伺い、当たり前ではあるのですが、明言してくれるところが、すごくいいなと感じました。

どんな医師になりたいですか

地域の人たちにとって、身近な存在になりたいです。やはり医師になると「先生」と呼ばれる立場ですし、仕方がないのかもしれませんが、もうちょっと気軽に話しかけてもらえるような雰囲気づくりを大切にできたらいいなと思っています。

得意科目と苦手科目を教えてください

数学が苦手な時期もありましたが、最終的には得意科目、苦手科目があまり無いんです。ある科目がめちゃくちゃ得意な人っているじゃないですか。私は全科目が同じくらいの出来だったので、1科目だけ見てしまうと「負けてるな」と思ってしまいます。突き抜けた科目があるのは羨ましいです。

勉強方法で工夫したことはありますか?

国公立は科目数が多いじゃないですか。教科書を読んだときに、なるべく少ない回数で覚えたいので、その1回にめちゃくちゃ集中してやるということは、意識していました。

具体的には、1回目で自分の中にイメージを植え付けるようにしていました。絵をイメージすることで、ストーリー性というか一貫性みたいなものができるんです。問題を解くときに、「そういえば、あそこあったな」といった感じで、必要な情報を引き出せるようになります。

共通テスト初日の手応えはありましたか?

最初の「公共、倫理」は、思ったよりもできなかったという実感でした。共通テスト直前はあまり社会に勉強時間を取れなかったこともあり、迷う選択肢が多い状態でした。悩んだ選択肢が全部外れていると、下手をすると70点くらいになるかも、これはまずいかもと気を引き締めました。

休み時間の半分は次の科目の勉強をし、残りの半分はぼうっとしてみるとか、あえて何もせずに過ごしました。全体として、リフレッシュと切り替えはうまくできたと思います。

国語は、過去問や模試だと現代文が得点源だったのですが、本番では古典が割と易しかったので、「今年の平均点は上がるな」「ミスは許されないな」と焦りました。現代文の実用文では、選択肢を変えた問題をことごとく落としてしまいました。解いているときは合っていると思っているのですが、自己採点したときに驚きました。

英語リーディングも易化していて、今年の平均点は絶対に高いなと感じました。リスニングは反対に、難しいなと思いました。手応えがあまりなく、並び替え問題など、自分が解いたことがない形式の出題もありました。結果的には、なんとか耐えましたが、ちょっと調子を崩しました。

初日を終えてから、どう過ごしましたか

会場が電車とバスを使わないと行けない場所にあったこともあり、体力的にはけっこう疲れていました。それでも、理科の知識問題と、数学の直前じゃないと忘れてしまうような公式の確認だけはやろうと思って勉強しました。

2日目が始まります

生物と化学は手応えがありました。生物は文章量は多かったのですが、思考問題が多かったので、知識を思い出せず「これなんだっけ?」ということがなく、落ち着いてできました。

数学ⅠAが本当に苦戦して(苦笑)。しかも、分からない問題を飛ばした際に、マークミスをしていた可能性がありました。分からない問題に戻ったときに、「あれ?」となったのですが、欄外にメモしていたので、事なきを得ました。全体的に難しい問題が多く、時間も足りなくて、最も焦った科目です。

数学ⅠAの点数が低いだろうから、数学ⅡBCは、焦らないことが大事、メンタル勝負になると思いました。解いてみると、あまり難しいと感じる問題もなく、点数を取りきることができました。

情報は難しかったですが、耐えました。プログラミングがそんなに苦手ではないので、そこは取って、あとは知識問題でいかに得点できるかが勝負でした。思考問題で全然分からないものがあって、そこでつまずいて時間も取られました。

そして、自己採点をします

家に帰ったときは「全然できなかった」と、めちゃくちゃ落ち込んでいました。リスニング、数ⅠA、情報など、足を引っ張っている科目が多いんじゃないかと思ったんです。自己採点をする前に、父と母に「国公立は無理かも」と真剣に伝えました(笑)。言っておかないとと思ったんです。

でも、自己採点してみると、「あれっ? 合格圏内の点数が取れてる」と一安心しました。なので、「やっぱり国公立を目指します」と伝えました(笑)。

浜松医科大学の推薦入試は、理科が3科目です

選択してない物理は、正直、そんなに勉強できませんでした。過去問を見て、これは絶対に無理だなと分かったので、それだったら生物と化学をちゃんとやって、選択科目で取り切ろうと考えました。なので、割り切って、物理基礎の教科書にある公式だけ覚えました。

本番の適性検査の生物では、過去に出題されていない植物分野が多かったので、物理選択の人は点が取れないだろうなと思いました。物理選択の同級生も受けていたので、聞いてみると、やはり「生物は全然分からなかった」という答えでした。まあ、私も物理はまったく分からなかったので、お互い様という感じでしたが(笑)。

小論文は、通っていた工藤塾で添削をしてもらい、対策していたので、しっかりと書けました。プレゼンは、災害医療のトリアージがテーマだったのですが、5分間、しっかりと話すことができました。面接時間の8割がトリアージに関する質問でした。

2次試験が終わったときの感触は

2次試験だけを考えると、小論文と面接はどう評価されるか分かりません。なので、そこは考慮せず、適性検査についてのみ考えると、物理選択者も生物選択者も、未選択の科目はできていなさそうだったので、そんなに差がつかないのかなと思いました。

そうすると、共通テストの点数が大事になってきます。共通テストは物理が難化したと聞いていたので、若干、生物選択者が有利なのかなと考えていました。

浜松医科大学の合格発表は、どこで確認しましたか

家で確認したのですが、17時発表のはずが、なかなか出てこなくて、何回も画面を更新しました。合格と分かったときは、ホッとしましたし、すごくうれしかったです。家に誰もいなかったので、すぐに母に連絡しました。

これから医学部を目指す人たちにアドバイスをお願いします

一つの意見として聞いていただきたいのですが、毎日コツコツと勉強することが、何ものにも代えがたいと思っています。何よりもまず、勉強量が大切です。特別なことをするよりも、ちゃんと毎日コツコツと宿題をこなして、ちゃんと理解をしていく方が、学習効果は高いと思います。